Aぇ! group「Aッ倒的ファン大感謝祭」で、自らの口でCDデビューを発表した直後。左から順に、笑顔の小島健(こじま・けん)、ファンにありがとうと叫ぶ正門良規(まさかど・よしのり)、両手を広げて喜びをあらわにする末澤誠也(すえざわ・せいや)、このあとくるくると回転した草間リチャード敬太(くさま・りちゃーど・けいた)、感無量で天を見上げる佐野晶哉(さの・まさや) (撮影:品田裕美)

正門良規:みなさん、本当にありがとうございました。そしてお待たせしました。ようやく最高に幸せなご報告をすることができました。ほんまにみんなの、メンバーの話聞いてて、いろいろあるグループやなっていうのを実感しています。でも、そんなとこも僕は大好きです。メンバーとなら、みなさんとなら、どこまでもいけると思いますし、みなさんとだったら想像もつかないところにいけて、想像もつかない景色を見ることができるんじゃないかと本当にワクワクしています。

 先輩方がおっしゃってたように、これからが大変なんかもしれませんけど、何の根拠かわからないですけど、全部、俺たちらしく楽しく乗り切れるような気がしています。これからどういう旅をして、どういうグループになっていくのか、どういう思い出がみなさんとできていくのか、これから先を本当にポジティブに、純粋に、みなさんと楽しいことをして過ごしていきたいと思っておりますので、どうぞ、えーこれからもAぇ! groupについてきてください。みなさん本当にいつもありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

末澤誠也:今日はありがとうございました。やっと、デビュー……、デビューすることができました。いや、あんまりさ、弱音とか吐くタイプじゃないんやけど、今日だけ。……めっちゃつらかったわ。こうやってさ、励ましてくれるみんながいて、いつも笑かしてくれる、頼れるメンバーがいて、Aぇ! groupでよかったなと本当に思います。

 何より、リチャと一緒で、芸歴15年で、29歳で、このいまのいままで何一つ僕に文句ひとつ言わなかった両親に感謝したいですね。間違いなく不安やったやろうに、俺のこの仕事をやめたほうがいいんじゃないとかっていうのは一回もなかった。家族もそうやし、友だちもそうやし、本当にいろんなことがあるたびに、スタッフさんがすごく全力で支えてくれて。Aぇ! groupは本当に、たくさんの人に愛されてるグループやなっていうのを、その都度思いますね。

 いろいろありすぎたよね。15年もそうやし、Aぇ! groupなって5年もそうやし。でもこうやって、けっこう待たせちゃったけど、みんなに報告することができたのは、……本当に辞めんでよかったなと思います。だから、ここに来てくれてるみんなもそうやし、配信を見てくださってる方もそうやし、後輩にも言いたいのは、諦めることってすごく簡単やと思うの。いまの仕事辞めたいとか思ってる人もいるかもしれへんし、頑張る気力がないって思う人もおるかもしれへんし。でも、俺は間違いなく、ゆっくり一歩ずつやったかもしれへんけど、自分のなかの一つの夢を叶えることができたんで、諦めずに頑張り続ければ、必ず夢は叶うと思ってます。

 だからこれからもAぇ! groupのライブに来てもらって、少しでも元気もらって、また明日から頑張ろうって思ってもらえるように、これからも僕たち、いままでどおり、いままで以上に頑張りたいと思います。京セラドームにデビュー前に立たせてもらえるなんてさ、すごい、すごすぎるやん。そういうね、場を与えてくださったスタッフさんに本当に感謝です。そして来てくれたみんなにも本当に感謝です。ありがとうございます。

(AERA編集部・伏見美雪)

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