「Aぇ! groupです! デビューしましたー!」
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拍手に満ちたフォトセッションの場に姿を現すや、佐野晶哉がピースをした両手を高く上げ、満面の笑みでそう叫び、あたたかな笑いとさらなる拍手が起こる。愛すべき“末っ子”の独走に、「ありがとうございます」と頭を下げながら入ってきたメンバーからすかさず指差しツッコミが入り、さらなる笑いが起きた。
会見の場に並ぶ5人の顔に浮かんでいたのは、「幸せ」という思いが、裡(うち)からにじみ出ているような笑顔。
ファンの前で伝えることができた気持ちを、リーダーの小島健は「気持ちいい。その言葉が一番合うんですよ」と満面の笑みで語った。「いままでの感情にはどれもなかった新しい感情でしたね。言葉にできないですね。でも何より、言えてよかったっていう安堵感があります。ほっとしています」
3日前の3月13日に22歳の誕生日を迎えたばかりの佐野は、誕生日とデビューが同じ週に訪れたことに対し、「いや、2割ぐらい京セラでどっかで祝ってもらえるんかなーとか思ってた自分が恥ずかしいです」と笑わせる。即座に小島から「リハでやったやんか」、末澤から「当日も祝ったやん」の言葉が飛び、祝ってもらえたことを報告しながら、「すごい1週間ですね。22歳を迎え、一発目京セラに立てて、そこでデビュー発表できるっていうのは、忘れることない1週間で本当幸せです、いま」と思いを明かした。
会場の京セラドーム大阪で幼稚園のときに初めて見たSMAPのライブが芸能界を目指すきっかけとなった末澤誠也は、「自分たちが単独で立たせてもらえるっていうのが感慨深いものがありましたね」「もう最高でしたね。噛みしめてました」と胸の裡を口にする。「やっぱ人多いなーと思って」とボケると、「人多いな」(佐野)、「そりゃそうやな」(草間リチャード敬太)と合いの手が入った。