
──それが小泉さんが自ら道を切り開いてきた原動力でしょうか。
小泉:そうですね。若い人たちが悩みを聞かせてくれたり、出待ちをしてくれたりライブに来てくれたり。なんで来てくれるんだろうと思うと、私が“楽しそうな大人”だと思ってくれてるからなのかな。だから私はちゃんと「楽しそうな大人」としてたくましく立っていてあげないといけないなと思います。
──それは、これからもずっと変わらなさそうですね。
小泉:去年やったライブで、ひさしぶりに90年代の曲を歌ったんです。「TRAVEL ROCK」というアルバムの曲には、偉い人たちは自分たちだけ助かればいいの?という歌詞や環境問題をテーマにした歌詞があったり、「女性上位万歳」をカバーしたり、そのころからそういうこと私、歌ってたんだな、あ、全然変わってないわ!って気づきました(笑)。
(構成/ライター・太田サトル)
Spotifyオリジナルポッドキャスト「ホントのコイズミさん」https://open.spotify.com/show/1DwTm7vb6AFLcKQuSCLWuB?si=c41cbadf764142fd
『ホントのコイズミさん NARRATIVE』
https://303books.jp/hontonokoizumisan-narrative/
※AERA 2024年3月11日号