マラソンを機に第2期ブレークへ
ヒロミといえば、当時勤務していたホストクラブの同僚だったデビット伊東とミスターちんを口説き落として1986年にお笑いトリオ「B21スペシャル」を結成。ダウンタウンやウッチャンナンチャンをはじめとする「お笑い第三世代」の波に乗り、若くしてブレークした。しかし、2000年代に入るとレギュラー番組が激減。そのあと約10年間、芸能界から姿を消した。
「当時共演していた堺正章さんとの不仲説や、偉そうにしすぎて業界から干されたなどいろんな説がありましたが、ご本人はその理由を『親友である放送作家を白血病で亡くし、何も考えられなくなったから』とテレビで語っています。芸能界を離れていた10年間は、トレーニングジムや岩盤浴スパなどを経営。しかし、同じくテレビの第一線から消えていた有吉弘行さんや坂上忍さんがまたゴールデンタイムで活躍しているのを見て、自身もテレビに復帰したいと思うようになったそうです。また、ヒロミさんが徐々にテレビに復帰するようになった2014年あたりからですが、若手時代に一緒に仕事をしていたテレビマンがキャスティング権を持つようになり、ヒロミさんにオファーが殺到したことが再ブレークの理由とも言われています。10年間休んだことで一般人の感覚を取り戻し、それが復帰後のコメンテーター業にも生かされているのもいいですね」(放送作家)
所ジョージや木梨憲武、浜田雅功から中居正広までヒロミの交友関係の広さは有名だろう。さらに妻・松本伊代のアイドル時代からの“親衛隊”にも好意的な目で見られているというからその人間力はすさまじい。