グループ理念の実現と「チャレンジする風土」のブランディング醸成を目指したトークセッション

 ローソンエンタテインメントの社員からは、「シナぷしゅ THE MOVIE」という0歳児から2歳児向けの映画の配給に関するチャレンジについて。赤ちゃん連れの親御さんにも周囲を気にせず楽しんでほしいと、入場者の対象年齢を0歳児から、しかも鑑賞料金は「一律1千円」。0歳児にも座席を用意して料金もいただくというチャレンジに取り組んだところ、「0歳の子も人としてカウントしてもらえるのが逆にうれしい」という反応もあり、15万人を動員するヒットになりました。

 グループ理念をそれぞれの立場、価値観をもって目指し、チャレンジを楽しむ。そういう組織に着実に成長してきたなと実感しました。そして、これからもこの仲間たちとがんばっていきたい、そんな思いを強くしました。

◎竹増貞信(たけます・さだのぶ)/1969年、大阪府生まれ。大阪大学経済学部卒業後、三菱商事に入社。2014年にローソン副社長に就任。16年6月から代表取締役社長

AERA 2024年3月4日号

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