東北地方では日本海側だけでなく、太平洋側でも雪が降り続いています。このあと明け方にかけて、太平洋側南部(宮城県や福島県)で大雪に注意が必要です。
昨夜(21日) 大船渡や宮古で今季初の積雪1cm以上
昨日(21日)、午前中から東北南部で雪が降りだし、仙台など太平洋側で積雪になりました。夕方からは北部にも雪の範囲が広がり、積雪が増加しています。22日0時現在の積雪は、仙台で6センチ、岩手県の大船渡で9センチ、宮古で7センチなどとなっています。大船渡や宮古では、昨夜(21日)、今季初めて1cm以上の積雪を観測しました。
明け方にかけて 東北太平洋側南部で大雪に注意
雪は現在がピークとみられ、このあとも、山形、岩手、宮城、福島の各県に雪雲がかかり、断続的に雪が降るでしょう。明け方にかけて、東北太平洋側南部(宮城県や福島県)では大雪となる所がありそうです。普段あまり雪が降らない東北太平洋側の海沿いの地域でも、雪が積もっています。大雪による交通への影響を想定して、今日(22日)朝の通勤通学は、時間に余裕をもってお出かけください。また、車の運転はスリップ事故に十分お気をつけください。
雪道での歩き方
雪が積もった後は、いつも通る道路でも、普段とは状態が違います。歩き方には次のような注意が必要です。
(1)寒いからといって、手をポケットに入れたり、歩きスマホをしたりするのは、大変危険です。手が使えないと、急な動きに対応できず、万が一、転んだ時に、大けがにつながりますので、絶対にやめましょう。
(2)荷物は、なるべく手に持たないようにしましょう。バッグは、リュックサックなど背負うタイプの物がおすすめです。手が自由に使えるようにすると、いざという時に、けがが防げます。
(3)もし転んでしまっても、体を強く打たないよう、洋服も工夫しましょう。厚手の服装だと、寒さを防ぐだけでなく、クッションの代わりにもなります。
(4)洋服の素材は、濡れにくく、撥水性のある素材のものを着用しましょう。洋服が濡れてしまうと、体が冷えやすくなってしまいます。
(5)歩くときには、なるべく狭い歩幅で、足をまっすぐ下に踏み込みましょう。そろそろとペンギンのように歩くと、転びにくくなりますので、覚えておいてください。