21日放送の「上田と女が吠える夜」(日本テレビ・毎週水曜午後9時)は、ペットを愛しすぎる女たちが大集合する。ゲストのひとり、森泉は38匹のペットと暮らす豪邸を番組で披露し、スタジオ驚愕! そんな森泉と愛犬たちの過去の記事を振り返る。(「AERA dot.」2020年2月9日配信の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)
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「高校のとき留学した先が農業を必須とする学校でした。そこで動物と仕事をして、接し方や意識が変わりました」と、動物との関係を話す森泉さん。
家族がみんな動物好きということもあり、小さなときから家にいろんな動物がいた。しかし、一方的に可愛がっているだけだったのが、動物も人間を必要とすることを留学体験で知ったのだ。
「帰国後、将来について考えていた時期に出会った犬がディエゴというミニチュア・ピンシャーです。静岡の山の中を走り回っているところを保護されたんです」
小型の動物は飼っていたが、犬を飼ったのは初めてだった。
「だから、一緒に成長した感じです。初めは怖い目をしていましたが、日々接するうちに優しい目に変わっていきました。犬は人間と違い、過去を引きずらないんです」と強調する。
今も多くの犬と暮らす森さんが撮影に連れてきたのがココだ。トイプードルとマルチーズのミックスで、元は保護犬として森さんが一時的に預かっていた。
「ココは後に私の主人となる人の母に『このワンちゃん飼ってはどうですか』と勧めていたんです。それが彼が飼うことになって、それでその彼と結婚したので、うちの子になったというわけです」
つまり、ココは二人のキューピッドである。
ただ、ココは衛生的にも餌の面でも問題が多い状態で飼われていた。
「最初は目つきも怖かったけど、今では穏やかになりました。でも弱みを見せず、たくましいと感じます。過酷な中を生き抜いてきたので、私はココをリスペクトしています。かっこいいなあと思います。ココの生き方を参考にしているところもありますね」
家では娘のボディーガードとして、遊び相手として、唯一無二の存在として君臨している。
「ワンちゃんが来て生活が変わる人もいますよね。私も最初にディエゴが来て、悩んでいた人生に大きな光が差してきましたから」
森さんが経営するペットショップではお客さんにペットフードのモニターになってもらうこともあるという。
「このお店がきっかけでいろんなお友達ができました」
犬との出会いは運命である。もちろん人との出会いも運命である。
「やっぱり犬のいない生活は、考えられませんね」
(文/本誌・鮎川哲也、吉川明子)
※週刊朝日 2020年2月14日号