わたしは、掃除が得意じゃない。
モノが捨てられない。
いつのまにか気づくと、部屋はモノであふれかえってしまう。散らかっていてもそんなに苦痛じゃないから、よけいにたちが悪い。
いよいよ耐えられないほどに散らかってくると、ますます心も荒む。
散らかっている部屋を想像すると、家に帰るのもめんどうになる。
わたしの友人で、収納コンサルタントの香取美智子さんが、言った。
「片づけが苦手な人の特徴は、『片付けよう』と、思った時にまず100円均一に行って、カゴとかをいっぱい買ってきます」
まさに、わたしのことやん!
家には、片づけようと買ったカゴがあちこちに転がっている。
ところが、まったく片付いてない。
いつも、「捨てよう」と、思うのだけれど、
「やっぱり、いつか必要になるかもしれない……」
「これ、いろいろな思い出があるんだよなあ」
と、捨てられずにいる。
そんな時に、こんな記事を読んだ。
「古い下着は、運が落ちる」
ドキッとした。わたし、下着も結構、捨てられずにいる。
「運を落としたくない」
まず、古い下着を捨てることにした。
「さすがに、下着は無理だけれど、古着って引き取ってもらえるのかなあ」
ネットを調べてみた。
「引き取れないものはありません」
「売れなかったものは、こちらで処分させていただきます」
そんなリサイクルショップのホームページを見つけた。
「これだ!」