3日放送の「アナザースカイ」(日本テレビ系・毎週土曜日午後11時)のゲストに、森七菜が登場する。今回の番組は、日本から遠く離れた南米の地を巡る。羽田から27時間かけて到着したのは、最初の目的地ペルー。旅の最終目的地のボリビアを目指すという。事務所移籍騒動を乗り越えてますます注目度が高まる森。その演技のすごさとは? 過去の記事を振り返る。(2023年5月28日配信の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)
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俳優の森七菜(21)と間宮祥太朗が7月期の月9ドラマ「真夏のシンデレラ」(フジテレビ系)でダブル主演することが決まった。2人とも月9主演は初となり、月9では7年ぶりの王道ラブストーリーということもあり、早くも期待の声が上がっている。
なかでも森への注目度は高い。2021年に所属事務所との移籍トラブルが報じられ、最近まで露出が激減していたからだ。
「21年1月にインスタグラムのアカウントが突然閉鎖され、所属事務所のウェブサイトからもプロフィルが削除されたため、『もしや引退?』とファンは騒然としました。後日、二階堂ふみさんや土屋太鳳さんが所属する大手事務所とエージェント業務提携したことが発表されたのですが、前事務所とのゴタゴタや、移籍に関する泥沼模様などがさまざまな媒体で報じられたのです。結果的に、森さん本人とは関係のないところでマイナスイメージがついてしまった形になりました」(テレビ情報誌の編集者)
一方、民放ドラマ制作スタッフは騒動から今年までの“空白期間”についてこう同情する。
「週刊誌などで契約トラブルにまつわる原因がいろいろと報じられましたが、正直、うわさや臆測に基づいたものが多かった。ただ、現場でも真相が伝わってこなかったので、なかなかキャスティングしづらいという状況が続きました。森さん本人には責任がないのに、不運だったと思います」
そこまで移籍騒動が騒がれたのは、森が飛ぶ鳥を落とす勢いの大型新人だったからだ。
16年に大分でスカウトされて芸能界入りした直後から、映画「心が叫びたがってるんだ。」(17年)やドラマ「先に生まれただけの僕」(17年、日本テレビ系)など次々と出演を決めた森。「オーディションにめっぽう強い15歳」という冠も付き、19年には菅田将暉の主演ドラマ「3年A組―今から皆さんは、人質です―」(日本テレビ系)に生徒役で出演し、一気に存在感を高めた。また新海誠監督のアニメ映画「天気の子」(19年)では、2000人超のオーディションを勝ち抜き、ヒロインの声優に抜擢。翌年のNHK朝ドラ「エール」では、二階堂ふみ演じるヒロインの妹役を好演し、知名度は一躍全国区となった。