このストーブリーグでロッテファンにとどまらず、プロ野球ファンの注目を集めたのが、佐々木朗希の動向だった。
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ポスティングシステムでメジャー挑戦の意向が報じられていたが、越年して春季キャンプが近づいても契約未更改のまま。佐々木朗が昨年11月にZOZOマリンで開催されたファン感謝デー以来、公の場に姿を現さなかったため、「今季のメジャー挑戦を希望して球団と話し合いが難航しているのか」「違う点で双方の言い分が平行線をたどり、すり合わせが必要なのか」などいろいろな臆測が飛び交った。自費キャンプでの参加がささやかれていたが、1月26日に決着。現状維持の推定年俸8000万円で契約合意が発表された。
気になるのは……
スポーツ紙デスクはこう振り返る。
「球団サイドは『朗希がわがままを言ったわけではない』と擁護していました。佐々木朗も契約合意が長引いた具体的な理由について語っていませんが、将来のメジャー移籍を巡る双方のスタンスに意見の相違があり、コミュニケーションの時間が必要だったのでしょう。それより気になるのは昨年2月の春季キャンプ前に選手会を脱退していたことです。入会は自由ですが、FA権やポスティングシステムは先輩たちが努力を積み重ねて勝ち取った権利です。入団して3年ほどで脱会した選手が、ポスティングシステムでメジャー移籍は理解を得られにくい。そもそも佐々木朗の主体的な意思で決断したんですかね……。背後にいる人間の助言を聞いているなら気がかりですね」