投球フォームではインステップの修正に苦しむなど、元々クセが多い投手だ。球威を生かした勝負がしやすいパ・リーグなら実力を発揮しやすいという意見も多い。
「野球技術、精神面の両方で格段に進歩をしている。投球フォームは無理のないものに進化、環境にも適応を見せている。阪神時代とは別人で成長の真っ最中なので、もう少し米国で投げるのを見たい気持ちはある」(MLBアジア地区担当スカウト)
いずれにせよ、すでに1月下旬となり春季キャンプの時期が迫ってきている。日本人以外の大物FAの去就も徐々に決まり、他の選手たちも続々と今シーズンの所属チームと契約を結ぶ時期になってきたが、果たして藤浪はどうなるのか。各球団の補強の状況によってはもう少し時間がかかりそうだが、契約の内容を含めどういったものになるのか注目が集まる。