英語を話せる友人に相談し、外国人と一緒に暮らせばいいというアドバイスを受ける。

「とにかく毎日同居人と話して覚えました。近所の外国人が集まるバーにもよく通って。海外旅行では、レストランの予約ひとつとってもスムーズにできるようになり、がぜん行動範囲が広がりましたね」

 外国人と一緒に暮らして生活リズムにも変化があった。毎日忙しくしている小島さんに、同居人は「君はクレイジーだ!」と言い放った。

「資格試験に筋トレに英語学習……僕は仕事以外の時間も予定を詰め込まないと落ち着かないタイプ。一方同居人は、NBAの試合を見ながらだらだらしたり、しょっちゅう実家のあるニューヨークに帰ったり。すごく人生をエンジョイしていました」

 それまで年に1度、お正月休みをとっていたが、同居人の影響で夏休みもとるようになった。初めてとった夏休みはニューヨークへ行った。

「同居人が1週間ずっとエスコートしてくれて、本当にありがたかった。自分に余裕がないと相手を楽しませることはできない。こういう生き方もいいかも、というのを一番に学びました」

 ただ、英語力は筋力と一緒で続けていないと落ちてしまうと頭をかく。

「学習は一生続くもの。子どもたちには、勉強は楽しいということを伝え続けたい。おっぱっぴー小学校も、将来は英訳して世界にも届けたいと思っています。そのためにも僕自身がまた英語を勉強しないといけませんね」

(文/濱田ももこ)

※『AERA English特別号 英語に強くなる小学校選び2021』より

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