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ポップアップファインダー付き高倍率ズームコンパクト機

 30倍ズームレンズのコンパクト機に電子ビューファインダーを内蔵。RX100M3同様のポップアップ式構造で、アイセンサーによりファインダーとモニターの表示が自動で切り替わる。
 また、ファインダーの出し入れに電源が連動するのはRX100M3と同様で、さらにファインダーを収納しても電源がオフにならない設定もできるようになった。接眼して撮れるのは、手ブレ軽減に役立つ点でも高倍率モデルでは有効である。

側面のレバーを押し下げると、電子ビューファインダーがポップアップ、接眼部を手前に引き出し準備が整う。視度調整も可能で、小さいが必要十分なファインダーだ
側面のレバーを押し下げると、電子ビューファインダーがポップアップ、接眼部を手前に引き出し準備が整う。視度調整も可能で、小さいが必要十分なファインダーだ

 また、新たにコントロールリングも採用。撮影モードに応じて操作機能が変わるのをはじめ、「クイック」「ステップ」のズーム操作など任意で機能を割り当てられる。
 その他、自撮りも可能な180度可動式モニターやGPS機能の搭載、動きの多いシーンでも高画質で記録できるXAVC Sでの動画記録が可能。最新コンパクト機の実力を十分に堪能できる。


全域とも最小絞りを除き絞りによる描写の差が少なく、使い勝手はよい●123mm(720mm相当)時・絞り優先AE(絞りf6.4・250分の1秒・+1/3補正)・ISO80・AWB・JPEG
全域とも最小絞りを除き絞りによる描写の差が少なく、使い勝手はよい●123mm(720mm相当)時・絞り優先AE(絞りf6.4・250分の1秒・+1/3補正)・ISO80・AWB・JPEG



◆ 竹中隆義


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●レンズ:4.1~123mm(35mm判換算24~720mm)F3.5~6.4。ZEISSバリオ・ゾナーT*。10群11枚(非球面レンズ5枚)最短撮影距離(レンズ先端から):約5cm(ワイド端)●撮像素子:有効約1820万画素。1/2.3型 Exmor R CMOSセンサー●ファインダー:電子式ビューファインダー(OLED)。0.2型。63万8400ドット。0.50倍(35mm判換算・50mm・∞・−1dpt)。視度調整−4.0~+3.0dpt●モニター:3.0型チルト式TFT。92万1600ドット●撮像感度:オート、ISO80~3200。マルチショットNR時はISO6400~1万2800可(全画素超解像と重ね合わせ連写を使用)●連続撮影:約10枚/秒●無線通信:IEEE802.11b/g/n、NFC●記録媒体:メモリースティック デュオ(PROデュオ/PRO-HGデュオ対応)、SDメモリーカード(SDHC/SDXC、UHS-I対応)●大きさ・重さ:102.0×58.1×35.5ミリ・約245g(バッテリーとメモリースティック デュオを含む)、約218g(本体のみ)●価格:オープン(実売5万9180円)