「マツケンサンバ」を踊る松平健
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 今年、芸能生活50周年を迎える松平健(70)。年始のイベントで「80歳までできればいいかな」と宣言するなど、古希を迎えても衰えを知らない。最近では、昨年末に最終回を迎えた鈴木亮平主演ドラマ「下剋上球児」(TBS系)で高校野球強豪校の野球部監督かつ、主人公の恩師という役どころでメインキャストとして出演。野球のユニホーム姿も様になる貫禄十分な監督ぶりが好評だった。

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 松平といえば、時代劇「暴れん坊将軍」(テレビ朝日系)シリーズで、約25年にわたって徳川吉宗役で主演を務めたことで知られる。その他、数々のドラマや舞台、映画でも活躍してきた大御所俳優だ。一方、「下剋上球児」の好演にSNS上では「マツケンの演技がすてき。サンバだけの人じゃないんだな」「松平健って演技もうまいんだな。サンバじゃなくてそっちが本職だとさっき気づいた」など、若い世代には「マツケンサンバ」のイメージが強いようだ。同曲は約20年前に大ヒットした楽曲だが、実はこのところZ世代を中心に「マツケンサンバ」のリバイバルブームが巻き起こっているのだ。

「2020年に自身の公式YouTubeチャンネルに『マツケンサンバⅡ』のMVが投稿され、SNSを通じて再び注目されました。現在、同動画は再生数1800万回を突破し、運動会などさまざまな学校イベントで採用されており、キッズにも知名度抜群なんです。昨年10月に発売された小中学生向け少女漫画雑誌『ちゃお』に松平が登場し、華やかなマツケンサンバ姿のシールが付録になったり、読者の悩みに答えるインタビュー記事などが話題になりました。また、昨年5月には渋谷PARCOで『マツケンサンバⅡ』の世界観にちなんだフードやドリンクを展開するコラボカフェが開催されました。事前予約整理券が2日で完売するなど、若い世代にも支持されていることがうかがえます」(テレビ情報誌の編集者)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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