ここは伝統的に、共通の知人などをうまく使うのはどうですか。女子は恋をするのがそう得意じゃなくても、恋について話すのは得意な人が多いと思うので、慣れないことより得意なことから始めた方がいいと思うのです。

 彼の同僚やもともと紹介してくれた人、共通の友人などにとりあえず「Aさんってかっこいいよね」と吹聴して歩くと、大抵おしゃべりな友達あたりが彼に「Bちゃんとどうなの」「まだエッチもしてないの? とっととしなよ」「Bちゃんはめっちゃ気に入ってるよ」的なお節介を言ってくれるかもしれません。彼の方にその気があれば、いわば解答を教えているクイズのようなものですから、リスクを伴わずに向こうから誘うハードルを下げてあげることになります。

 逆に彼の方にその気がなければそれを悟った友人たちがさり気なく「ほかにいい人いるよ」的なサインを出してくれるものです。当初そこまで気に入ってなかったとしても、好きとかかっこいいとか言われたら多くの人が一回くらいしておこう、と思うだろうし、あわよくば意識して好きになってくれるかもしれません。人づてで好きと言われても何の食指も動かないのであれば、よほど脈がないのだと思っていい気がします。

 ただその方が、まったく身内ではなく、合コンで知り合ったわけでもなく、ナンパされたとか、マッチング・アプリなどで出会ったとかの場合は、共通の知人はあまりいないでしょうし、そういう周囲巻き込み型の迷惑恋愛はしづらい。であれば、みんなでバーベキューしようとかいって無理やり共通の友人を作り出す、もしくは友人カップル二組くらいと鍋パーティーでもして、彼が自分とカップルであるかのように錯覚する状況をつくる、というのも手だと思います。そういうカップル参加の場所に呼び出せば、やはりお節介な友人があなたに聞こえないところで「Bちゃんのことどう思っているの」的な世話をやいてくれるかもしれません。

暮らしとモノ班 for promotion
大谷翔平選手の好感度の高さに企業もメロメロ!どんな企業と契約している?
次のページ