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このあと、日付のかわるころにかけて、小低気圧が能登半島付近を通過するでしょう。地震被災地の石川県能登地方を中心に雨脚が強まりそうです。これまでの地震で地盤が緩んでいるため、土砂災害に警戒して下さい。また、停電も続いているため、暖がとりにくくなっています。今夜遅くからは北寄りの風も強まるため、雨に濡れると低体温症のリスクがあります。さらに、3連休は強い寒気が流れ込んで雪となり、沿岸部でも積雪が予想されます。できる限り暖かくしてお過ごし下さい。

地震被災地 地震で地盤が緩み、土砂災害に警戒 北寄りの風も強まり、気温以上に寒く 低体温症リスクも

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地震被災地では既に雨が降り始めています。これまでの地震の揺れで、地盤が緩んでいるため、少しの雨でも土砂災害に警戒が必要です。現在、輪島市など能登地方に大雨警報の出ている所があります。(※)

このあと、日本海を進む低気圧が能登半島付近を通過するでしょう。低気圧通過時である日付のかわる頃を中心に雨のピークとなるでしょう。また、上空5500メートル付近でマイナス30度以下の寒気が流れ込むため、大気の状態が不安定となる見込みです。雷を伴って雨脚が強まり、場所によってはアラレが降って積もる所もあるでしょう。土砂災害のリスクが一層高まりますので、危険な斜面などには近づかないようにして下さい。

また、今夜遅くからは北寄りの風も強まりそうです。明日の朝の最低気温は、輪島など沿岸部では5度前後となっていますが、風速は7~8メートル前後となります。体感温度は風速1メートルにつき1度下がるので、体感温度は氷点下の寒さとなります。さらに、横殴りの雨となる所もあるため、体が雨に濡れてしまうと低体温症のリスクが出てきます。今夜はできるだけ雨に当たらない場所でお過ごし下さい。

(※)気象庁は、地震による揺れの大きかった石川県、新潟県、富山県及び福井県の市町村について、大雨警報・注意報の発表基準を引き下げて運用しています。

3連休は強い寒気が南下し、沿岸部でも積雪 寒さ対策を入念に

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この先も寒さ対策が重要になる日が続きそうです。5日(金)は放射冷却が効き、最低気温は富山県の氷見でも氷点下2度と、厳しい冷え込みとなるでしょう。
7日(日)~8日(月・祝)は、北陸の上空に強い寒気が流れ込み、沿岸部を含めて広く雪となるでしょう。新潟の内陸部や富山の山間部だけでなく、能登半島でも内陸の標高の高い所では降雪量が多くなるおそれもあります。日中も気温が上がらず、7日(日)の輪島や珠洲の最高気温は2度と、厳しい寒さが続きそうです。

現在も、能登地方北部を中心に停電が続いています。避難所で暖房が使用できない場合は低体温症のリスクが上がります。体の震えが止まらない、皮膚の感覚がなくなってくる、身体の動きが鈍くなるなどの症状が出たらすぐに体を温めてください。

地震で地盤が緩み、少しの雨でも土砂災害に警戒 土砂災害の前兆は

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石川県の能登地方を中心に余震が相次ぎ、地震による揺れで地盤が緩んでいる所があります。北陸地方は冬場の雨や雪の多い時期となっているため、土砂災害に警戒が必要です。

土砂災害には前兆現象があります。
1.地面に亀裂や段差が生じる、木が傾いたり、地面が揺れる
2.斜面から物音がする、何かが落ちてくる、土臭い臭いがする
3.湧き水が急に止まる
4.水が吹き出したり浸みだしたりする

その他、川の水位が急に低下したり、木が流れてきた場合や地鳴りがするなどの現象があります。

これらの前兆現象に気付いたら、すぐに危険な斜面や崖などから離れ、周囲の人に知らせるようにして下さい。