広木さんは24年も引き続き国内企業の業績成長が期待できることから、株式相場全体の上昇を見込む。日経平均株価は4万円の大台を超え、同年末に4万2千円を目指すという。
「干支にちなんだ相場格言に『辰巳天井』とあるように、辰年の24年はまさに三回り前(36年前)の1988、89年につけた史上最高値の更新を試しに行く年になるでしょう」
個別株に投資する上では次のような点に注意が必要だと指摘した。
「長く保有することも大切ですが、当初想定していたシナリオに狂いが生じたと思った場合には、いったん手仕舞う勇気も必要です。また、なぜその銘柄を買ったのか、自問自答を繰り返すことも大事。個別銘柄に投資する際は、ほったらかしにするのではなく、その企業の業績はもちろん、背景となる経済や産業動向にも気を配るようにしましょう」
(AERA dot,編集部・池田正史)