「ぷんぷん」ポーズをするさとう珠緒

結婚への焦りはなかった

 ぶりっこ&独身ながら、悲壮感が一切ないところもポイントだ。女性週刊誌の芸能担当記者は言う。

「家での過ごし方について『めちゃめちゃ充実しています』と、昨年インタビューで話していました。お店で売っているお灸を買って自分でやったり、1年ぶりにチワワを飼い始め、散歩やドッグカフェに行ったりしているそうです。また、『結婚や出産への焦りはあった?』という質問には『そうでもなかったですね』と言い、自然な流れで結婚、出産ということになればそれでも良かったが、『そうはならなかったというだけ』とキッパリ。そんな、充実したおひとり様生活を送っているからこそ、50歳のぶりっ子キャラでも悲壮感がないのでしょう。若いころからテレビでぶりっ子をしていた人がキャラぶれせず、そのまま50代になったことで、全盛期にいたアンチも消え、幅広い世代が好感を持つようになってきているのだと思います」

 芸能評論家の三杉武氏はさとうについてこう述べる。

「さとうさんというとスーパー戦隊シリーズ『超力戦隊オーレンジャー』のオーピンク役で注目を集めて、その後に『出動!ミニスカポリス』の初代ポリスとして活躍しました。バラエティー番組や雑誌グラビア競馬の中継番組などに出演し、『ミニスカポリス』以降は主に男性ファンから支持を集めていました。一方で、おなじみのぶりっ子キャラが一部の女性からは煙たがられたりもしていましたが、徹底して自身のスタイルを貫くプロ意識、頭の回転の速さはバラエティーの現場を中心に業界内でも高く評価されていました。最近では、歳を重ねても変わらぬ美貌も含めて再評価の兆しがありますが、美容方面などでもさらなる活躍が期待できるのではないでしょうか」

 50歳になってもぶりっ子キャラに徹し、独自の道を行くさとうは、今後も根強い需要がありそうだ。

(丸山ひろし)

著者プロフィールを見る
丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

丸山ひろしの記事一覧はこちら
暮らしとモノ班 for promotion
明菜・聖子・ジュリー…スター・アイドル作品はフィジカル盤(CD/LP/カセット/DVD/Blue-ray)で!