「お客様扱い」をするな
たとえば、新しく入ってきた人に仕事を任せるとき、次のような言い方をしていないでしょうか。
「時間があるときで大丈夫なので」
「やりたくなかったら断ってくれていいんだけど」
これらは、典型的なダメな言い方です。
間違っている理由は、2つあります。
1つ目は、「決定権が相手にあること」。
2つ目は、「責任を曖昧にしていること」です。
つまり、相手を特別扱いしてしまっているんですよね。
本来は、指示に対しての実行責任が部下にもあり、実行の結果責任は上司にあります。
新しい人をお客様扱いしないことです。
「言い切ること」に慣れよう
「この仕事はあなたに任せたので、契約に結びつけてください」
「来週の金曜の11時までに資料をまとめておいてください」
と、1つ1つの指示を言い切ることです。
責任を持って言い切り口調で部下に任せていかない限り、仕事は回りません。
また、よくあるダメな例は、「メリットを提示する」というものです。
「今度、ランチおごるから」
「今回だけ特別にお願い!」
と、あたかも罰ゲームのように仕事を任せるクセです。
これは相手を子ども扱いしているのと同じ行為なので、今すぐにやめましょう。
(本稿は、『とにかく仕組み化』の著者が特別に書き下ろした内容です)