この目論見は成功したかに見える。
「ザ・現代ソウル」が内部につくった大規模な「サウンズフォレストクリスマス村」が若者と主婦を中心に人気を集めている。そのなかにあるフォトゾーンはあらかじめモバイルを通じて予約しなければ入場できない。予約が取れても、入場までは長い時間、列をつくらなくてはならないほどだという。
SNSには、クリスマス村の予約に成功したという興奮気味の文面と、ここで撮った写真を自慢する数多くの投稿がされている。周囲からも、「週末の予約をなんとか手に入れ、クリスマスフォトを必ず撮る」と息まく声が聞こえてくる。
そこで筆者も、まず平日の昼に「サウンズフォレストクリスマス村」がある「ザ・現代ソウル」の5階に行ってみた。ランチタイムが終わっているというのに多くの人出がある。やはり皆の注目を集めているのはフォトゾーンだった。
メリーゴーラウンドも設置
フォトゾーンはSNSで見るよりもずっと大型だった。クリスマスをテーマにした映画のセットのようだ。人々がここのフォトゾーンに入場するために予約をして1時間も待つ心理が少しわかるような気がした。その日も、若いカップルと女性、ベビーカーに子供を乗せてきた夫婦らがフォトゾーンの前に待機していた。
ロッテの野外フォトゾーン「クリスマスタウン」の人気も高い。SNSは「ザ・現代ソウル」のフォトゾーンと共に、ここで撮った写真のポストであふれている。筆者も12月9日の週末にロッテワールドを訪れ、クリスマスフォトゾーンに入ってみようと思った。ところが、「ザ・現代ソウル」のような長蛇の列。やはりかなりの時間、列をつくって待たないと入場できないことがすぐにわかった。
近くにはクリスマス音楽が流れ、庭の真ん中に大きなクリスマスツリーや遊園地で見られるメリーゴーラウンドも設置されていた。ここは子どもたちが多い。毎週金曜日にはここでミニコンサートまで行う予定だという。