【量が少ない[月経過少]タイプ4】「腎の虚弱」タイプ

<気になる症状>
・月経の状態:経血がさらっと薄い
・その他の症:腰痛、足腰の脱力感、かかとの痛み、めまい、物忘れ、頻尿、舌の色が淡い

<改善ポイント>
「腎」は生命エネルギーの源「精」を蓄え、生殖(月経や排卵)と深く関わる臓器。また、腎が蓄える精は、「血」を生む源にもなります。そのため、加齢や婦人科の病気などで腎の精が不足すると、経血にも影響して量が減少してしまいます。

<摂り入れたい食材>
温めて血行をよくする食材を選びましょう。
黒豆、くるみ、スッポン、山芋、えび、なまこなど

温めて血行をよくする食材、黒豆 PhotoAC

【ポイント】 暮らしの養生

●なるべく温かい飲み物・食事を摂り、冷えない工夫を。
●レバーやひじき、黒ごまなど、食材は血を養う「黒」を意識して。
●月経時は身体を冷やさない服装を。裸足は避け、腰まわりは特に温かく。
●おしゃべりを楽しんで、よく笑って!ストレス発散も大切です。

監修:菅沼 栄先生(中医学講師)

監修:菅沼 栄先生(中医学講師) 1975年、中国北京中医薬大学卒業。同大学附属病院に勤務。1979年、来日。1980年、神奈川県衛生部勤務。中医学に関する翻訳・通訳を担当。 1982年から、中医学講師として活動。各地の中医薬研究会などで薬局・薬店を対象とした講義を担当し、中医学の普及に務めている。主な著書に『いかに弁証論治するか』『いかに弁証論治するか・続篇』『漢方方剤ハンドブック』(東洋学術出版)、『東洋医学がやさしく教える食養生』(PHP出版)、『入門・実践 温病学』(源草社)など。

本記事は、イスクラ産業株式会社監修の中医学情報サイト「COCOKARA中医学」より、一部改変して転載しました

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