「八王子つばめ塾」の教室風景

入塾面談で「やる気」を確認

 勉強へのやる気は、入塾面談の際に「今、八王子つばめ塾の説明を聞いて、見学もしてもらいましたが、ここで、頑張ってみようと思いますか?」と必ず確認します。大半の生徒はここで、「うん」とうなずくので、入塾許可を出しますが、中には「うーん」と渋る子もいます。

 そうしたら、「分かりました。無理に入塾してもらうことはありません。お母さんとよく話しあって、連絡をください」と返します。あくまでも本人に「勉強しよう!」というやる気がなければ、決して長続きしないからです。

 また、年に一度、生徒たちにはこう話しています。

「いいかい、君たちに『勉強したい』という熱意があるから、私や大勢の講師がここにいるのであって、君たちが勉強しないのであれば、今すぐこの塾をやめてもらってかまわない。君たちからは1円ももらっていないし、君たちのほかにもここで勉強をしたい子どもたちが待っているんだから。やる気のない生徒が席を埋めているのであれば、待っている生徒に申し訳ない。だから、もしここで寝るのであれば、家で寝てくれ」

 すると、生徒も表情が変わります。「小宮先生が怒っている。これは勉強しないとヤバい」と思っているかもしれません。もし、生徒の保護者からお金をもらっている有料塾ならば、授業中に居眠りをしていてもむやみに追い出されることはないでしょう。八王子つばめ塾は「やる気」だけが、生徒からもらうもの、いわば「月謝」です。やる気という「月謝」を持ってこない生徒は来てくれるな、とはっきり言えるのです。

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