……いやですよね。でも、女がやられていることって、大げさでなく、こんなこと。
男の射精の後始末は女の身体が引き受ける……という理不尽さは、言葉をいくら尽くしても物足りない。だからこそフェミニズムは、身体というリアリティーに向き合い、性と生殖にまつわる理不尽と暴力に徹底的に抵抗してきたのだ。そんな女性たちの声が、ようやく「調査研究」までたどり着かせた。それでも、まだまだまだまだまだ足りない。まだまだまだまだ女性に厳しすぎる世界であることが、試験販売内容からも伝わってくる。妊娠するかもしれない身体をもつ女性の声、その恐怖、その不安、その判断を信じることが、本当の意味での平等社会だ。女性の声を聞け、そして、男性は想像してくれ、と言い続けるしかない。