宇治・黄檗山宝蔵院のヴィーガンラーメン「寺そば」は600円

 京都の朝を十分に楽しんだら、昼には「お寺カフェ」を勧めたい。平等院、醍醐寺、佛光寺などが知られるが、宇治の黄檗山宝蔵院に新スポットがお目見えし、話題になっている。それが、「寺そば」と称するヴィーガンラーメン。仏教の「五色」を表しているというトッピングを愛でつつ、いただきたい。庭師が手がけ、庭師がもてなす個性派カフェ「ヴァガバァーン」(嵯峨野・清凉寺)や、金戒光明寺の「お寺で気まぐれカフェ くろ谷 金光院」もいい。

立誠ガーデン ヒューリック京都。元小学校がいまは大人でにぎわう

 夕方の時間帯には、 近代建築が数多く残る京都で胸躍る建物散策を提案したい。例えば、かつて電話局だった建物をリノベした「新風館」と小学校だった建物を生かした「立誠ガーデン ヒューリック京都」。どちらもたくさんのショップだけではなくホテルまで併設している。新風館なら「SNS映えする」と話題の「アイスブーケ」、立誠ガーデン ヒューリック京都なら、京つけものの西利がつけもので培った発酵の技を生かして展開する「AMACO CAFE」……。絵になる空間で、特別感に満ちた体験ができる。

「梅小路ハイライン」はJR梅小路京都西駅から徒歩約1分

 京都の夜を楽しむなら、JR梅小路京都西駅すぐの高架廃線跡地にできたネオ屋台街「梅小路ハイライン」はどうだろう。週末をメインにさまざまなグルメイベントを開催していて、屋外に屋台がズラリと並ぶ光景は圧巻! 食事やお酒、音楽を楽しみながら京都の夜を満喫できる。開催は春から秋。日時など詳しくは公式Instagramで確認を。

船岡温泉は芸術性が高いだけではなく、露天風呂、檜風呂などバリエーションも豊富

 京都の一日もいよいよ大詰め。〆には地元の人も集うレトロ銭湯で疲れを癒したい。実は京都では、あちこちの街なかで、昔ながらの古き良き銭湯に出合うことができる。開業当時の姿を保ちながら営業を続ける銭湯も多く残る。なかでも大正時代創業の歴史がある「船岡温泉」は、なんと建物自体が登録有形文化財という驚きの銭湯。営業は深夜1時まで。マジョリカタイルや透かし彫りの欄干など素敵な意匠があちらこちらに散りばめられ、さながらアート鑑賞をしながら銭湯体験を味わえる。

(構成 生活・文化編集部 岡本 咲)

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