クロちゃん(左)とクロちゃんのものまねをしたホリさん(写真:クロちゃん提供)
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 安田大サーカスのクロちゃんが、気になるトピックについて"真実"のみを語る連載「死ぬ前に話しておきたい恋の話」。今回のテーマは、クロちゃんのものまねを20年以上もやり続けている芸人の「ホリ」。ブレーク中だけでなく、低迷期であっても、ものまねをずっとやり続けてくれているホリさんに対し、クロちゃんは、以前から特別な思いがあるのだとか。クロちゃんが初めて明かす、「ホリさんに救われた」という過去とは?

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 ホリさんに、初めて会ったのは、大阪のローカル番組だった。安田大サーカスが上京する前だから、もう20年以上も昔になる。ホリさんとは芸歴も年齢もほぼ一緒。木村拓哉さんやテリー伊藤さん、武田鉄矢さんなど、ものまねのレパートリーの豊富さと技術の高さは、もうわざわざ言うまでもないけど、ほんと、すごいよね。きっと、誰もが一度は驚いた経験があるはず。

 そんなホリさんは、SNSやバラエティー番組などで、ボクのものまねをたびたび披露してくれている。今年5月に放送された「ものまねグランプリ」では、ボクが「水曜日のダウンタウン」(TBS系)で見せた、リチ(彼女)への告白シーンを再現してくれた。ボクも本人登場という役割で、ものまねに参加。ホリさんは、本人登場を行ったのは今回が初めてだったみたい。ホリさんのような、ものまね界のトップの人の初めての本人登場に、まさかボクが選ばれるなんて、いまだに信じられない。現場もめちゃくちゃウケていたし。ほんと、うれしかった。

 ものまねされる感覚って、実は、すごく不思議なんだ。ぶっちゃけ、本人的には、似ているかどうかっていうのはいまいち分からないんだよね(笑)。ボクってこんなしゃべり方なんだとか、こういうクセがあるんだとか、ホリさんのものまねを通して、初めて発見したことも多い。最初は半信半疑だったけど、ボクの友人・知人、みんなが「すごく似ている」って絶賛しているから、きっと、そっくりなんだろうね。うまくいえないけど、ちょっと恥ずかしい(笑)。

 あまり知られてないかもしれないけど、実は、ホリさんは、ボクのものまねをもうかれこれ20年以上も前からやってくれている。だから、ホリさんは「水曜日のダウンタウン」の話題性に便乗して、最近になって、無理やりボクのものまねをやり始めたってわけじゃないんだ。

 ボクの記憶が正しければ、2回目に会った時には、もうすでに、ホリさんはボクのものまねをしてくれていた。あれは、たしか地方の公民館みたいなところで開催されていたお笑いライブだったと思う。ボクは安田大サーカスとしてそのライブに出演していて、そこでホリさんと共演したんだよね。何げなく、ホリさんの出番を見ていると、ボクのものまねをいきなりやってくれたの!

 あれは、ほんとびっくりした。事前に何も連絡とかもなかったし、自分のものまねを見るっていうのも初めてだったからね。

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クロちゃん

クロちゃん

クロちゃん/1976年12月10日生まれ。広島県出身。2001年4月に団長安田、HIROと「安田大サーカス」を結成。スキンヘッド、強面には似合わないソプラノボイスが特徴。『水曜日のダウンタウン』(TBS系)でみせたモンスターキャラで再び注目を集める。その他、『レンタルクロちゃん』(中国放送)、『アッパレやってまーす!月曜日』(MBSラジオ)、『クロちゃんとクルーちゃん』(ABEMA)、『クロちゃんねる』(YouTube)などに出演中

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