西軍の大谷吉継が迎え討つが、吉継に属していた脇坂安治、朽木元網、小川祐忠、赤座直保が東軍に寝返り、吉継は自害。南宮山の毛利・吉川勢も兵を動かさず、戦況は東軍の優位に。結局、西軍は敗走し、午後3時ころには大勢が決した。

 小早川秀秋は、豊臣秀吉の正室・おねの甥で、秀吉の政権下で五大老の1人に任じられた小早川隆景の養子。家康に鉄砲で脅されて東軍に寝返ったという逸話が有名だが、近年の研究では合戦前から東軍に通じていたとされている。

(図版制作 株式会社ウエイド/構成 生活・文化編集部 上原千穂)

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