まろ シャングリ・ラ ホテルの香りは私も大好きです。

編集部 世界中にあるどの施設でも同じフレグランスを使っているんですよね。

瀧澤 香りをブランド価値の打ち出しに使っているというのは、アジア系ホテルの特徴ですね。

「シャングリ・ラ東京」 東京駅に隣接する、丸の内トラストタワー本館の高層階にある。オリジナルフレグランスはショップで購入できる

まろ もうひとつ、アジア系のホテルで素敵だなと思ったのが、スタッフの制服。デュシタニ京都はタイ風のコスチュームですごくかわいいんです。いろいろなところに現地のテイストが取り入れられているので、ちょっとした海外旅行気分ですね。

編集部 まろさんはSNSでひとりでも楽しめるホテルを数多く紹介されていますね。おひとりさまにおすすめの外資系ホテル、教えてください!

まろ 私はデザインが個性的だったり、遊び心のあるホテルが好きなんですけど、1人でホテルに泊まることの魅力は、そういった素敵な空間をじっくりと堪能できることだと思うんです。エースホテル京都は、何度もリピートしているホテルのひとつ。すごく自分好みのデザインです。アメリカのライフスタイルホテルはラグジュアリー感と居心地のよさがいいバランスで同居している感じがします。

編集部 エースホテル京都は最近メインダイニング「KŌSA」もオープンしましたよね。

まろ 京野菜を使ったカリフォルニアスタイルの料理で、本当においしいです!

編集部 ライフスタイルホテルはひとりでも泊まりやすい雰囲気がありますね。アクセスが便利な主要都市に多いので、週末などに気軽に泊まれる。今流行の「ホカンス(ホテルとバカンスの造語。ホテルを目的に休日を過ごすこと)」にぴったりですね。

まろ ホカンスならW大阪もおすすめです。W HOTELらしいユニークなデザインに大阪テイストがプラスされていて、館内を散策するだけでも楽しいです。一見派手に見えてもすごく居心地がよくてくつろげるのは、やはりマリオット系列ならではの安定感だなと思いました。

「W大阪」 ニューヨーク発のW HOTELが日本に上陸。コンテンポラリーデザインと個性的なグルメシーンで人気を博す

編集部 デザインにこだわったライフスタイルホテルや小規模のブティックホテルも、最近のトレンドですね。

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