「特別食堂 日本橋」として現在も営業中。セールスマネージャーは、「ご家族の歴史を積み重ねる思い出の場所として、ふれあいの場として、変わらずにあり続けることを使命に感じております」と話す。
この「特別食堂 日本橋」に肩を並べる「大人も食べたいお子様ランチ」を提供する東西の4店が以下だ。
洋食 ふきのとう(大阪・昭和町)
いろいろなメニューを少しずつ食べたいというお客さまの要望から誕生した「大人のお子様ランチ」。濃厚でコクのある「こだわり家族のこだわり卵」を贅沢に使用したオムライス、牛肉100%のハンバーグ、冷めてもサクサクのエビフライ、春はいちご、秋はいちじくなど季節のフルーツが入ったサラダと、目でも舌でも満足できる一皿。
麻布笄軒 広尾本店(東京・広尾)
洋食40年の経験を持つ料理長が考案した洋食プレート。提供開始から間もないが、すでに人気メニューとして定着している。食材は国産にこだわり、オムライスには黄身と白身の濃さが特長の青森県産卵を使用。オープンから約10年、今では近隣住民も集う店になっている。とろとろ卵の中にナポリタンが入ったオムリターノ1500円にも注目したい。
浅草聚楽(東京・浅草)
1924年創業の大衆向け洋食店「須田町食堂」が始まり。看板メニューの「大人のお子様ランチ」は、昔から愛される定番の洋食メニューを盛り合わせた、ボリューム満点のワンプレートだ。当時は高級だったお子様ランチに憧れながらも食べられなかった世代に向けて、懐かしさを感じながら食べてもらいたいと考案されたのだという。
帝国ホテル[特別食堂](東京・日本橋/日本橋髙島屋S.C.本館8階)
130年以上の歴史を持ち、世界中のゲストをもてなしてきた帝国ホテルの料理がいただけるのは、開業50年を超える日本橋髙島屋S.C.の特別食堂だ。優雅で落ち着いた空間で、フランス料理のシェフが季節の食材を生かして丁寧に仕上げるお子様プレートには、大人のファンも多数。濃厚なソースに甘みをつけて仕上げるミートボールはこだわりの一品だ。
(ライター 伊藤亜希子 西谷 渉 森岡美香/生活・文化編集部)