公務にふさわしい服装とは

 ここ1~2年で、佳子さまの服装はガラリと変化した。

 もともと私服ではかなり崩した服装をしていたが、公務では上下をそろいで仕立てた「皇族らしい」スーツを着用。色味も、母の紀子さまと似たベージュや茶系など控えめだった。それが一転、フリルやレース素材、花柄といった色彩の華やかな装いを好むようになったのだ。

 女性らしさを体現し、手ごろな価格で20代の女性に人気のブランドも、よく公務で着用している。ワンピースにショート丈のジャケットを羽織る組み合わせが、佳子さまの定番である。

 しかし長年、パリコレの取材を続けたファッション評論家の石原裕子さんは、佳子さまの装いについて、世間がイメージする公務の装いとはすこし違う、と感じている。

「夏にレースのワンピースやスカートをお召しなのは、周りの人々に涼感を与えたいというお気持ちの表れかもしれません。模様の形にカットされたレースの裾は、美しいです。しかし、同時に、アンダースカートを着用しても必ず膝や足が数センチほど透けてしまうため注意が必要です。また、緑やピンク、白など多色使いの組み合わせも多く、公務の場としては華やかになり過ぎてしまいます」

 水玉のワンピースにボレロ風のジャケットを羽織ることで、『公務』の装いに仕立てるなど、お気に入りの組み合わせについても注意が必要だという。

 流行を上手に取り入れる感覚も良く、似合っているが、むしろ公務の後のちょっとした祝賀会や二次会に相応しい装いである、と話す。
 

サイズの合わない姉の服

皇室らしい」服装から、「佳子さまらしい」装いへ――。変化が顕著になったのは、姉の小室眞子さん結婚し、皇室を出てからだ。
 

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双子のように似ていたお二人の服