製作時間4時間の大作「ドラゴン」
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ナカバヤシ・広報IR室の西浦弘史郞氏
上が旧型で、下が新型の「3Doodler」

 いまや3Dプリンターも低価格帯のものが発売され、3Dのデータさえあれば、さまざまな物を立体造形できるようになっている。そんななか、静かにブームとなっているのが、ナカバヤシが販売する3Dプリントペンの「3Doodler」だ。

 構造はいたって簡単。プラスチック樹脂のスティックを指し込むとそれを過熱して、ペン先から押し出されていく。熱でやわらかくなったプラスチック樹脂で、空間に絵を描くように立体物を作ることができるのだ。ハンドクラフトの経験がある人ならば「精密なグルーガン」といえば理解できるだろう。YouTubeで「3Doodler」と検索すると、作ってみた動画がたくさんアップされている。

 その「3Doodler」だが、新型の「3Doodler2.0」が6月17日に発売される。体積は75%、重量は約半分と、大幅に小型軽量化された。本体もプラスチック製からアルミ製に変更され、強度や安定性、使いやすさが向上したという。

 ナカバヤシ・広報IR室の西浦弘史郎氏に話を聞いた。

「使うときに持ちにくい、疲れやすいという声が多かったので、それを解消できる新型には期待しています。価格も従来の1万6000円(税抜)から、1万3800円(税抜)と若干、安くなっているところもポイントです」

 発売当初は子どもの玩具としての需要も予想されたが、それにしては高価であることが課題と考えられたそうだ。ところが、実際には「親がハマった」というケースが多いという。中には「アクセサリーを作ってしまった」というケースもあるそうだ。

「実は、社内でも、『これは何に使うのか?』という声が多かったのです。そもそも、どういう使われ方をするか、あまり想定はしていませんでした。ところが、アクセサリーをはじめ、ハンドクラフトでの活用が非常に多い。今後は、ワークショップなども開いて、使い方をきちんと伝えていきたいと思っています」(前出の西浦氏)

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