小山内鈴奈アナ、母校・弘前大の4年間でできた「自分の軸」　「興味あることに集中できる環境だった」

　都会にはない地方の大学ならではの魅力がある。フジテレビアナウンサーの小山内鈴奈さんが、弘前大学で過ごした学生時代について語る。AERA 2023年10月23日号より。

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　青森県弘前市で生まれ育った私にとって、大学と言えば「弘前大学」。難易度が高いことはわかっていましたが、一番身近な大学で学びたくて、2浪した後に理工学部に進学しました。分析化学を専攻し、試料に含まれている化合物を測定したり、粘度の違う溶液を使い、より整合性の高い結果を出すための研究をしたりしていました。

　自宅から大学まで、車で約15分。祖母と兼用のピンクの軽自動車を運転して通っていました。高層ビルがないので、どこを走っていても常に岩木山が見えるんです。自然豊かな風景と東京にはない匂いに癒やされる日々は、良い意味で娯楽があまりないので、自分の興味あることに集中できる環境が整っていたと思います。自分自身のことを考える時間もたっぷりありました。

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古田真梨子

AERA記者。朝日新聞社入社後、福島→横浜→東京社会部→週刊朝日編集部を経て現職。 途中、休職して南インド・ベンガル―ルに渡り、家族とともに３年半を過ごしました。 京都出身。中高保健体育教員免許。２児の子育て中。

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