そうそう、カリコさんのノーベル賞の話だ。おととしは「コロナワクチン開発戦争」が配信され、その中にはもちろんカリコ博士が登場する。まずコロナ禍真っ只中に脚本が制作されたそのスピード感が凄い。その台本原稿もしっかりと心を込めてナレーションを吹き込んだ。正直、難しい用語や医学的なことはサッパリだし、次から次へと別のシリーズが続くので内容もすっかり忘れて覚えていない。で、結局カリコ博士は一体何をしたのか? 何がそんなに凄くて今回の受賞に至ったのか? カタリン・カリコってなんか凄く肩凝りの激しそうな名前じゃないか? 私ももう一度「コロナワクチン開発戦争」を聴き直してみようと思う。皆さんもぜひ聴いてみて頂きたい。

 何はともあれ、今回のカリコ博士のノーベル賞受賞は関係者としては鼻が高い。なにしろ身内がノーベル賞を獲ったのは初めてだもんで。今度会った時にはメダルをガリガリ噛ませてもらうでーな。待っててちょおよ、キャリコー。

「ビジネスウォーズ」では今後もたくさんのエピソードを配信予定だでな。どうぞお聴きんなってちょおでゃあ。

 はい。以上、今回は宣伝です。終盤インチキ名古屋弁の変な人が交ざりましたけど。ちなみに「クイズ!脳ベルSHOW」の川野良子アナは元ニッポン放送。
 

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春風亭一之輔

春風亭一之輔

春風亭一之輔(しゅんぷうてい・いちのすけ)/落語家。1978年、千葉県生まれ。得意ネタは初天神、粗忽の釘、笠碁、欠伸指南など。趣味は程をわきまえた飲酒、映画・芝居鑑賞、徒歩による散策、喫茶店めぐり、洗濯。この連載をまとめたエッセー集『いちのすけのまくら』『まくらが来りて笛を吹く』『まくらの森の満開の下』(朝日新聞出版)が絶賛発売中。ぜひ!

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