【2】気と筋力を養い、ハリをアップ「脾胃」のケア

 冷たいものの飲食、油っこい料理の食べ過ぎ、暴飲暴食などに注意して、胃腸に負担をかけない食生活を心がけましょう。元気な胃腸でしっかり栄養を取ることが大切です。

<脾胃の衰えサイン>
疲労感、食欲不振、消化不良、胃もたれ、むくみなど

<おすすめ食材・生薬>
里芋、かぼちゃ、米、玄米、もち米、豚肉、甘酒、緑豆、魚類、ヨクイニン、薬用人参 など

【3】「光毒」のダメージ対策

 中医学では、紫外線などのダメージを「光毒(こうどく)」と言います。皮膚は日常生活の中で光毒にさらされているため、日々のケアでしっかり解毒し、紫外線のダメージを溜めないことが大切です。

<おすすめ食材・生薬>
りんご、白菜、小松菜、大根、れんこん、トマト、もやし、真珠、サンザシなど

 もちろん、潤いを保つ日々のスキンケアも大切。コラーゲン、ヒアルロン酸、セラミド、スクワランなどの保湿成分が配合された美容液やクリームなどをしっかり塗って、皮膚のたるみ予防を心がけましょう。

潤いを保つ日々のスキンケアも大切。皮膚のたるみ予防を心がけましょう 写真 PhotoAC

監修:楊 暁波 先生(中医学講師)

楊 暁波(よう きょうは)先生 中医学講師。不妊カウンセラー。毛髪診断士。世界中医薬学会連合会皮膚科専門委員会理事。
1984年、雲南中医薬大学医学部卒業。94年、埼玉医科大学客員研究員として来日、96年、日本遺伝子研究所に勤務。99年より日本中医薬研究会専任講師。
共著に『やさしい中医学シリーズ3 誰も書かなかったアトピー性皮膚炎の正体と根治法』『やさしい中医学シリーズ4 あなただけの美肌専科』(ともに文芸社)、『[簡明]皮膚疾患の中医治療』(東洋学術出版社)など。

本記事は、イスクラ産業株式会社監修の中医学情報サイト「COCOKARA中医学」より、一部改変して転載しました

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