9月25日発売のAERA 10月2日号の表紙には、シンガー・ソングライターの幾田りらさんが登場します。音楽ユニット「YOASOBI」のボーカル「ikura」さんとしても活躍する幾田さん。音楽に対する真摯な思いを自分の言葉で語ってくれました。特集は「副業で『得意』を生かす」。コロナ禍を経て働き方が変わるなか、「副業OK」という企業も8割を超えています。副業にまつわる今を詳報します。大好評連載「松下洸平 じゅうにんといろ」は、新たなゲストに脚本家の生方美久さんを迎えます。生方さんと言えば、大きな話題となったドラマ「silent」の脚本で知られます。二人からどんな言葉が紡ぎ出されるのでしょうか。必見の対談は今号から4回続きます。「いまこそラジオの時代」と題した記事も。多様でパーソナルなメディアであるラジオの魅力を届けます。ニュース記事では、旧統一教会の解散命令請求にまつわる動きについても詳報しています。多彩な記事が詰まった一冊です。
この記事の写真をすべて見る表紙&インタビュー:幾田りら
表紙を飾るのは、シンガー・ソングライターの幾田りらさん。これまでYOASOBIとしてAERAの表紙に登場していただいたことはありますが、ソロでの登場は初めてです。インタビューでは「やっぱり自分の曲には、さらけ出した自分を乗せたい」「自分にとって?偽りのない言葉で歌いたい」などと、音楽に向ける真摯な思いを語っています。「幾田りら」と「ikura」の違いについても話していますが、「どちらも自分でどちらも必要なんだ」と言います。そして、自身が書き下ろした、映画「アナログ」のインスパイアソング「With」についても思いを語ります。表紙とグラビアの撮影はもちろん蜷川実花。幾田さんの様々な表情に、透き通った魅力が詰まっています。
巻頭特集:副業で「得意」を生かす
コロナ禍で働き方が変わり、在宅ワークが増えたことなどから、副業を始める人が増えました。企業も、本業へのプラスがあることや本業だけでは十分な給与が支払えないことなど、さまざまな事情を背景に「副業推進」が進んでいます。記事では、市長に直談判して起業した横須賀市職員や、スキルとクライアントを結びつけるネット上のプラットフォームで「複業」し、収入を2倍にしたITコンサルタントなど、さまざまな例を紹介しています。「本業は嫌なことや苦手なこともありますが、副業では得意なことしかしていないので楽しいです」という言葉が印象的です。一方で、低所得なため、副業をせざるを得ないという社会問題にも焦点を当てています。副業を巡る多角的な記事をぜひ読んでください。
松下洸平×生方美久
松下洸平さんがホストを務める対談連載「松下洸平 じゅうにんといろ」は、今号から新たなゲスト、脚本家の生方美久さんを迎えました。話題となったドラマ「silent」の脚本家として注目を集めた生方さんが、新たに脚本を書く10月スタートのドラマ「いちばんすきな花」では、松下さんが主役の一人を務めます。初めて会った時のエピソードや生方さんが書いた台本を松下さんが初めて読んだときに思ったことなど、この対談でしか聞けない話が詰まっています。ドラマの前に対談を読むと、楽しみがさらに増しますよ。
いまこそラジオの時代
東日本大震災以降、災害に強いという観点から見直されたラジオ。コロナ禍のテレワークで、仕事のお供に聴く人も増えています。ラジオの魅力とは何でしょうか。武田砂鉄さんは「受け止める側に自由があるメディアがずっと続いていることが愛おしいし、いまや珍しい存在だと思うんです」と語ります。放送作家の鈴木おさむさんも「ラジオとリスナーの距離はもともと近かったけれど、“濃いお客さん”の層を広げ、厚くしたのは、ラジコの登場が大きい」と言います。ラジオの魅力を多角的に捉えます。
旧統一教会の解散命令請求は「第一歩」
安倍晋三元首相の銃撃事件を機に噴き出した「旧統一教会」の問題が、新たな局面を迎えています。政府が10月中旬にも解散命令請求を行う見通しとなりました。「遅きに失した」との批判もありますが、この問題を長く取材し続けるジャーナリストの鈴木エイトさんはそれでも、「大きな一歩であることは間違いありません」と言います。この問題を巡る根本的な問題などを取材しました。
ほかにも、
・英王室のヘンリー王子夫妻離れ鮮明に
・コンプレックスを強さに変えた ネガティブ体験から起業
・投資を通じて社会のために リスク、リターンだけでない「インパクト投資」
・サントリーホールディングス・新浪剛史社長 「上を向いて歩こう」に共感
・正しい英語力測れない はりぼての「英語教育実施状況調査」
・古舘伊知郎 「トーク馬鹿」の一本道
・空前のブームの短歌vs.テレビで人気の俳句
・安藤サクラ×山田涼介 「出会ったな」と思える役
・松島 聡 「0か100か」ではない選択肢を
・武田砂鉄 今週のわだかまり
・ジェーン・スーの「先日、お目に掛かりまして」
・大宮エリーの東大ふたり同窓会 ゲスト・角野隼斗さん回を振り返り
・現代の肖像 長田育恵・「らんまん」脚本家
などの記事を掲載しています。
※発売日の9月25日(月)正午からは、公式X(@AERAnetjp)と公式インスタグラム(@aera_net)で、最新号の内容を紹介する「#アエライブ」を行います。ぜひこちらもチェックしてください。
AERA(アエラ)2023年10月2日号
定価:470円(本体427円+税10%)
発売日:2023年9月25日(月曜日)