10月は、乳がんの正しい知識や検診の大切さを広める『ピンクリボン月間』です。女性がかかるがんの中で、最も多い乳がん。毎年9万人以上の人が乳がんと診断されています。多くのがんは60歳以降で発症しやすく、高齢になるほど増えますが、乳がんはより若い世代で発症しやすく、AYA世代と呼ばれる15歳から39歳までに発症する人もいるほか、40代でかかる人が多いのが特徴です。
【病院ランキング】乳がん手術数が多い病院1~40位はこちら(全4枚)
週刊朝日ムック『手術数でわかるいい病院』は毎年、全国の病院の1年間の手術数を調査しており、創刊21年目を迎えた2023年版では、2021年1年間に実施された手術数のランキングを掲載しています。ここでは、「乳がん」の手術数の全国ランキングをお届けします。
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週刊朝日ムック『手術数でわかるいい病院』は手術数を指標とした病院選びガイドとして2003年に創刊し、今年は21年目となります。各種のがん、心臓病、脳疾患、首・腰など、治療法別に30種類の設問が異なる調査用紙を作成し、全国4000を超える病院に対し約2万6千枚を配布。2022年9月から23年1月までの調査期間に回答のあった病院を、全国、地方別にランキング化しています。のべ4845病院を掲載しています。
今回紹介するのは「乳がん手術」。乳がんは早期に治療すれば、治る確率が高いがんです。治療は、手術で乳房内のがんを取りきることが基本となります。手術の方法は、がんとその周囲を部分的に切除して乳房を残す「乳房温存術(部分切除)」と乳房全体を切除する「乳房全切除術(全摘)」があります。
専門医による「乳がん」の詳しい解説はこちら
【取材した医師】
埼玉医科大学国際医療センター乳腺腫瘍科教授 佐伯俊昭 医師
筑波大学病院形成外科教授 関堂 充 医師