数年前までだと、「冷凍食品、味がいまひとつなのでは?」という声があったと思います。
でもいまは原材料にもこだわってどんどんおいしくなってきています。
調理方法も、たとえば冷凍餃子は水なし、蓋なしでも簡単に「羽根つき餃子」が作れるなど、格段の進化をとげている。それが冷凍食品の「現在地」なんです。
欲しいおにぎりが店舗に常備されていて、チンするだけで出来立てと変わらないおいしいおにぎりに早変わり。お客様の満足度も利便性も上がる。常温おにぎりと併売していますので、食べ比べてみるのも楽しいかもしれません。
さらに食品ロスが減り、トラックの配送回数が減ることでCO2の排出量も減る。お客様、地球、お店、みんなにとって良い試みが、この「冷凍おにぎり」なんです。
竹増貞信(たけます・さだのぶ)/1969年、大阪府生まれ。大阪大学経済学部卒業後、三菱商事に入社。2014年にローソン副社長に就任。16年6月から代表取締役社長
※AERA 2023年9月25日号