※写真はイメージです。本文とは関係ありません(写真:Khosrork / iStock / Getty Images Plus)
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 コミュニケーションに悩みがある人にぜひ試してもらいたいのが、「ちょい足しことば」です。TBSアナウンサーとして活躍後、アナウンサーや有名企業などの重役から新入社員まで、さまざまなビジネスの現場でコミュニケーション法を伝授してきた今井登茂子さんの新刊『さりげなく品と気づかいが伝わる ちょい足しことば帳』から、相手に賛成したり、お願い事をされたり、気遣いに感謝したいときなどに“ちょい足し”したいことばを、一部抜粋・改編して紹介します。

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相手の自信にもつながる

相手に同意するときは、「いいですね」という評価にとどまらず、自分を主語にして伝えることが大事です。そこで使ってほしいのが、次の“ちょい足しことば”です。

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Aさん:この5つの案のなかで、私はA案で進めるのがいいと思うのですが……
Bさん:はい! A案でいきましょう。
   ↓
Bさん:はい! 賛成です。A案でいきましょう。
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 相手と同じ意見であるという意思表示を、よりストレートに伝えることばです。むしろ「同じ気持ちです」よりも直球できっぱりとした強さが感じられますよね。

 たとえば「同じ気持ちです」だと、相手が発言する前から自分もそう思っていたというニュアンスが含まれますが、「賛成です。」は、その場合ともう一つ、相手の話を聞いて「自分も一票入れたいと思った」という場合に使えます。

「決して同調したり、気をつかっているわけではなくて、私も自分の考えとして、それがいいと思っている」といったはっきりした意志表示でしょうか。ですから、言われた側も、この人と自分は同じ方向を目指しているんだと自信を持てますし、うれしい気持ちにもなるでしょう。

 もし、疑問がある場合は「大筋は賛成です。ただ一点だけ、2番目の項目にあるスケジュールについて、もう少し詳しくご説明をお願いできますか?」という具合に、まずは賛成であることを伝えましょう。すると、相手も穏やかに、落ち着いて説明ができるはずです。

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「負担をかけてないか」という心配も払拭する