結核予防会の総裁として結核予防全国大会に出席した紀子さま=2023年2月 
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 紀子さまが57歳の誕生日を迎えた。公表した文書回答で注目を集めたのは、宮邸の改修工事に関わる部分であった。最近、秋篠宮家を取り巻く風評について紀子さまの友人に聞いていてみると――。

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「質問にお答えする前に、まず宮邸についてご説明します」

 宮内記者会からは、秋篠宮鄭の改修後も分室における次女の佳子さまの「ひとり暮らし」や改修費用について質問が出されていた。紀子さまの回答は、この文章で始まった。

 そして工事にあたり、設計段階から秋篠宮さまと紀子さまが宮内庁に2点の希望を出していたと説明を続けた。

 設計士による旧秩父宮邸の意匠を大切にすること、必要最小限の予算で改修を行うことである。 

 秋篠宮邸の改修については当初から、風当たりが強かった。宮邸のシャンデリアや大理石の大部分は、旧秩父宮邸の資材を使用したのだが、週刊誌には「欧州産の資材を希望した」などと書かれた。

十分な仕様ではなかった

 紀子さまの古くからの友人は、こう話す。

「ぜいたく品を希望する姿は、紀子さまの普段のご様子からはほど遠い話です」

 紀子さまは文書回答で、改修後の秋篠宮邸は、私室部分が2割、公室部分が3割、事務所部分が5割を占めると説明した。この友人も、私的な改修に費用がかかったわけではないと話す。

「改修費用が30億円と巨額のように報じられましたが、工事前の秋篠宮邸は手狭なスペースでした。皇位継承順位は陛下に次ぐものであっても、東宮でもなく宮家でしたので宮邸は接遇に十分な仕様ではなく、公室部分の工事は必要です。また、改修工事の大部分は職員の方の事務所スペースの整備に関するものだと聞いています」 

 そして佳子さまの「ひとり暮らし」については、改修の規模や経費をおさえるために家族で相談し、分室の眞子さんと佳子さまの部屋を活用することにしたと説明。私的な事柄かつセキュリティー面から説明を控えてきたとある。

 つまり、「ひとり暮らし」ありきではないということだ。

 そして質問は、悠仁さまの進路にも触れた。

 紀子さまの回答は、学校生活を含めて、

「自分らしく学びを深め、さまざまな経験を重ねながら、自らの関心や探究心を大切にしていってほしい」という無難な内容ではあった。

 悠仁さまといえば、小学生の頃から東大進学の可能性が報じられてきた。高校からは東大の一般、推薦入試のいずれも高い実績を持つ筑波大付属高校に進学したことから、世間の関心もより高まった。

 筆者も悠仁さまがまだ小学生に入学したばかりの時期に、宮務主管として秋篠宮家を支えていた故・日野西光忠氏からこんな話を聞いたことがある。

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「目指せ東大」と冗談交じりに伝えたら