松川氏に関しては、自らの行為でさらなる炎上に寄与してしまうという、いわゆる“燃料投下”も見られた。松川氏は7月31日、X(旧Twitter)にエッフェル塔の記念撮影は「問題だとは思っておりません」と反論。同じように研修旅行に参加していた同党の今井絵理子参院議員もXに「この度の訪仏はとても実りあるものでした」などと投稿したため、2人に対する批判がさらに強まった。
こんなことになるくらいなら素直に謝ればよかったのに、と誰でも思うだろう。松川氏が謝罪できなかったのは、やはり彼女の“エリート意識”が原因なのだろうか。
「エリート意識というよりも、『どう謝ればいいか』がわからなかったのでしょう。松川さんは研修旅行の日程を分かった上で参加しています。ですから『観光旅行のような研修旅行に参加して申し訳ありませんでした』と謝るわけにはいきません。実際は女性局長を辞めることで責任を取った形にしましたが、国民が納得しませんでした。こういう時によく使われる『皆さんにご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした』と言って頭を下げる手はあったかもしれませんが、今回の騒動の大きさをみると、それくらいのパフォーマンスでは国民は許さなかったでしょう」(伊藤氏)