着こなしが難しい色を愛子さまは
愛子さまの装いについて、青木氏はこう評価する。
「愛子さまは、リバティプリントのような小花模様のグリーンのワンピース。襟元には大きなフリルが付き、袖も二重のフレアーで、動きに連れ揺れる、軽快なデザインです。下がるタイプのイヤリングもワンピースのデザインと連動して、お似合いです。
スカート丈は膝下、少し長めで、若い人たちに流行の丈ともいえます。
ショルダーバッグはベージュ色で、茶色の細い革状の紐がアクセントになっています。グリーンの洋服と相性の良い色を選択されています」
グリーンはファッションにおいて、一般に着こなしが難しいと言われているのだという。
「愛子さまはフェミニンな感じで、ベージュのバッグが挿し色になり、上手に着こなされていると思います。花柄ですが抑えた色味で、可愛らしさの中にも、控えめな、大人っぽさも感じました」
堅苦しくなく、かといってカジュアルでも甘めでもない、絶妙に上品なグリーンのワンピは愛子さまに本当にお似合いだった。
「今回、愛子さまのグリーンの草花模様は、より『自然』を感じるものでした。自然に抱かれた那須でのご静養というリラックスした場面にぴったりの雰囲気でした。TPOに合わせたファッションの選択をなされていると思います」