「フェイスブックなどやってられない。あんなの自分の自慢ばかり」
そんなふうに怒っている人って世の中にたくさんいる。
たしかに見ていると、写真をアップして、
「こんなもの食べている」
「彼氏ができました」
「こんな人と出会いました」
「こんな仕事に行きます」
「子どもが大学に受かりました」
など、自慢だと思えば自慢ばかりに見えるかもしれない。
実際に、わたしも出張先などで美味しいものに巡りあったときなど、わざわざ写真を撮って、
「これ、すごく美味しいです」
「このお店、オススメです」
と、アップしたりしている。
別に深い意味もない。
「せっかくだから、いろんな人にもこの店を知ってほしい」
という気持ちでアップしたりしている。
そして、人がいろいろアップしているのを見ても、「自慢している」なんて思ったことなどなかった。
それどころか、美味しそうな店などアップされていると、ご丁寧に、「この店どこだろう?」と、検索して、後日、その店に行ったりしているわたしがいる。
「結婚した」
「孫が生まれた」
などとアップされているのを見ると、わざわざ、「おめでとう」とメッセージするのも楽しみ。
電車の中などの楽しみのひとつ。
でも、世の中、そんな人ばかりじゃなかった。