まもなくお盆。夏休みの旅行トップシーズンに突入する。まだ旅行プランに迷っている人におすすめしたいのが、地元を知り尽くしたホテルスタッフが街を案内してくれるという新感覚のサービス。星野リゾートが全国15カ所に展開する都市観光ホテル「OMO(おも)」で利用できる。地元の人たちの日常を垣間見たり、旅行者には知り得ないディープなスポットを訪ねたり。「&TRAVEL」編集部は7月末に「OMO7大阪 by 星野リゾート」オープン1周年記念のプレスツアーに参加し、実際にこのサービスを体験してきた。
ヒョウ柄専門店の店主と立ち話
「OMO7大阪 by 星野リゾート」は大阪市浪速区の新今宮駅の目の前に2022年4月22日に開業。今年一周年を迎えた。「なにわラグジュアリー」をテーマに、「笑い」と「おせっかい」を採り入れた大阪らしいおもてなしと、洗練されたホテル空間で、上質でぜいたくな旅を提案している。
ここの名物のアクティビティが、「OMOレンジャー」と呼ばれるスタッフと共に街歩きに繰り出すツアー「ほな行こか、ツウな新世界さんぽ」。通天閣のお膝元で、歩くだけなら15分ほどのルートを1時間かけてじっくり散策する。 夕方16時、ホテル2階のご近所マップ前に集合してツアーがスタート。今回は大阪生まれ大阪育ちの生粋の大阪人・八十田香枝(やそだ・かえ)さんが案内人だ。
ホテルを出て、まずは新世界の一角にある「ジャンジャン横丁」へ。戦後、店への呼び込みのための三味線の音が“ジャンジャン”と響いていたことからその名がついたという。アーケードの左右には、新世界名物の串カツ店に立ち飲み酒場、将棋クラブなど庶民的な店がずらりと並ぶ。