4月になり、新たに社会人として、新生活のスタートを切る方も多いこの季節。同時に、ビジネスの世界に足を踏み入れると、早速必要になってくるのは様々なマナー。一流レストランや高級寿司店、高級クラブ、バーでの接待や、お酒をはじめとする飲食の作法、ホームパーティや接待ゴルフから冠婚葬祭の場での立ち振る舞い......等々、ありとあらゆる場面で、ふさわしいマナーが求められます。
本書『おとなの作法』では、こうした社会における作法について、各ジャンルの専門家の意見をまとめ、イラストと共にわかりやすく解説。様々なシチュエーションでの、一通りのマナーが身につけられるようになっています。
たとえば「店選びの作法」。接待の店を予約するよう上司に頼まれた場合、どのようにふさわしい店を選べばいいのでしょうか。これには大きく4つのポイントがあるといいます。
まず1つめのポイントは、「接待先のボスの好みを聞き出す」こと。普段どのような店に行かれるのか、何気なく会話のなかで直接本人から聞き出したり、取引先に同世代のホットラインを築いておき、メールなどで秘書や部下からボスの好みを聞き出すという方法も。
次に2つめのポイントは、「口コミサイトより『食通』に聞く」こと。ネットの情報でお店を選ぶのは避け、「食通」の友人や先輩に、予算や料理のジャンル、人数、会の目的等を細かく伝え、オススメの店を紹介してもらうというもの。知り合いの紹介のお店なら融通が利くことも。
3つめのポイントは、「ランチで事前調査」しておくこと。価格も手頃なランチで、実際にお店の雰囲気を事前に掴んでおくことも重要。
そして4つめは、「プレゼントのネタを確認」すること。接待先へのふさわしい手土産を持参することも大切なマナー。本書では、シーン別のオススメの手土産についても紹介されているので、あわせて参考にしてみてはいかがでしょうか。
また接待相手を喜ばせるコツとして、店選びもさることながら「メンバー選び」も重要なのだといいます。取引先の相手の、お気に入りの部下や秘書を誘うのも良いアイデアとのこと。
どんな場面が訪れても対応できるよう、様々なマナーをしっかりと身につけ、一目置かれるスマートな大人を目指してみませんか?