第一特集はパリ。安珠さんが世界遺産から街角まで、圧巻のグラビアを披露します!
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安珠さんのファッション&もちものチェック・コーナー
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撮影&ショッピングはこの地図でバッチリ!
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ブリティッシュ・コロンビア州(カナダ)の自然をめぐる旅。グリズリーを目撃!
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連載「週末京都」から。ふらっと出かけるためのノウハウが満載です。
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年度末も大詰めの3月30日、アサヒカメラの「妹分」とも呼ぶべき
季刊誌が産声をあげました(娘か孫という説もありますがw)。

その名も『LAT.35°N』。
http://publications.asahi.com/lat35n/

『エル・エイ・ティー・サンゴー・エヌ』と呼びます。
すみません、長ったらしい名前で(汗)。

どうしてこんな名前にしたのか。上記のサイトから抜粋します。

 「LAT.35°N」とは「北緯35度」を意味し、
 日本(本州)を横切る緯線です。
 世界の各地へ旅に出て写真を撮る私たちにとって、
 旅のスタートラインになると考えました。
 また、「LAT.」というのは「LATITUDE」の略ですが、
 「緯度」のほか、「自由」、
 そして写真用語で「露出の寛容度」という意味を併せ持っています。
 カメラを片手に地球を自由にかけめぐるイメージで名づけました。

そうなんです。この雑誌のテーマはズバリ、「旅とカメラ」。

高飛車な旅行誌でもなければ、
マニアックなカメラ誌でもありません。

カメラを愛する人が旅に出たら、
目の前の風景・情景をどう撮るのか。
どう撮ったら素敵な想い出を残せるのか。

画角や設定のちょっとした工夫で素敵な一枚が撮れることを、
この雑誌で実践的に学んでいただければと思うのです。

――いわゆる「カメラ女子」向けですか?

そんな質問も飛んできそうですが、
カメラと旅を愛するのに性別や年齢は関係ないですよね。

ただ、難しそうな記事が並ぶ従来のマッチョなカメラ誌とは
一線を画しています。もっと気軽にカメラに触ってほしいな、と。
(アサヒカメラ増刊ではなく、AERA Mookと銘打ったのもそんな思いからです)

とはいえ、「カメラはどこで買いますか?」といった記事が出るような
超・初心者向けの誌面でもありません。

そのあたりの意気込みは、連載のタイトルにも表れています。

佐藤倫子さんの「脱オートのためのカメラレッスン」
鶴巻育子さんの「ワンランク上のレンズづかい」

ご理解いただけましたでしょうか?

仕事柄、カメラ好きの方々と語らう機会が多いのですが、
特に女性の方によくこう言われてきたんです。

――「初心者向けか、マニア向けの雑誌はあるんですけどね」

この言葉、ずっと気になっていました。

日本のカメラ誌ってどこもそこそこ長く続いています。
アサヒカメラなんて創刊して89年ですから(笑)。

でも、長く続けば続くほど、記事はどんどん高度化・専門化していきます。
難解さのレベルを下げるということは、
長期愛読者の満足度を下げることにもなりかねません。

ましてや、今の時代、趣味はもちろん、
撮影のテーマや志向も細分化しています。

「カメラ好きが相手」という曖昧な欲求だけで、
雑誌を作る時代が終わりました。
ちょいとネットで調べればわかるような、
見られるようなものを誰もお金を出して買いませんよね。
細分化するニーズに合わせた、特化したテーマが必要だと思うのです。

そこで考えたのが、旅とカメラの組み合わせです。

スマホではなく、わざわざカメラを持っていくとなると、
誰もが浮かぶのは「旅」じゃないでしょうか。

出先でせっかく撮るなら「素敵な一枚」を撮りたいじゃないですか。

撮った写真をどうシェアするか、どうプリントするのがいいのか、
一緒に考えたいじゃないですか。

でも、確かにそういう情報をまとめた雑誌は見当たりません。

そんな思いが『LAT.35°N』の原点にありました。

当然そうなると、雑誌のキャラクター/アイコンは
どうしようか、と考えたわけです。

カメラ好きで、男女問わず好感を持ってもらえる方で・・・

あっ、いるじゃありませんか!

ドラマやCMはもちろん、
音楽家としても大活躍の松下奈緒さんが。

(僕がファンであることはナイショですw)

これはお願いするしかないっ!

ありがたいことにご快諾いただきました。

そして、表紙へのご登場のみならず、
グラビア界の巨匠・渡辺達生さんとの写真対談、
そして松下さん撮影&執筆によるフォト・エッセイ……と
挑戦していただきました。

ファンの方ならわかると思いますが、
松下さんは相当な写真好きで、
“本気カメラ”でガッチリ撮影されています。
でも、写真を見た渡辺さんからはアレコレと
プロの目線でツッコミをされるわけです。

むしろ、これはいい!と思いました。

『LAT.35°N』を読んだみなさんが、
松下さんと一緒に写真を学びながら、
少しずつ上達できればいいんじゃないか、と。
言い過ぎかもしれませんが、
せっかくだから松下さんに「生徒代表」になってもらおう、と。

そんなわけで、カメラを持って旅に出ようというみなさん、
ぜひ「LAT.35°N」を手に取っていただいて、
「旅×カメラ」の予行演習を一緒にしていきませんか?

もう一度、公式サイトはこちらになります!
http://publications.asahi.com/lat35n/

なお、次号は6月30日発売の予定です。
台湾をクローズアップしますので、
今から楽しみにしていてください。

長くなってすみません!