西武・山川は刑事事件で仮に不起訴でも退団の可能性あり　「ファンの不信感が強い」の懸念

　西武・山川穂高（３１）が知人女性に対する強制性交容疑で５月23日に書類送検され、表舞台から姿を消して2カ月がたった。現在は3軍の練習に参加しており、球団は東京地検の起訴、不起訴の判断を受けて今後の処遇を判断する見通しとなっている。

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　スポーツ紙デスクは、「不起訴となれば記者会見を開いたうえで、1軍復帰のプランが考えられる。ただ、ファンの感情を考えるとその道は険しい。山川はファンサービスに積極的で他球団のファンにも愛されていたが、今回の報道で信頼が失墜した。文春オンラインの直撃インタビューでの受け答えも火に油を注ぐ形になった。刑事事件として報じられたことにファンのショックが大きいし、不信感が強い。復帰することに理解を得られるかどうか。セカンドチャンスを与えることは大事ですが、去就は不透明です。スポンサーの意向は無視できないし、今季限りで退団する可能性もあると思います」と予測する。

　関係者の話を総合すると、被害者の女性は「昨年11月に東京都港区のホテルで山川選手に性的暴行を受けた」として警視庁に相談したが、山川は「強制性交ではない」と一貫して主張しているという。民事での示談交渉が難航している状況だが、問題視されたのは立ち振る舞いだ。今年3月に侍ジャパンのメンバーとしてWBCに出場したことに、テレビ局関係者は憤りを口にする。

 「女性から被害届が出ていたにもかかわらず、なぜ侍ジャパンの出場を辞退しなかったのか。山川とすれば女性との間にやましい思いはなかったのかもしれないが、刑事事件で警察が動いていた。WBCの大会前や期間中にこの事件が明るみに出ていたら、侍ジャパンの戦いに水を差す形になり大きなダメージをこうむる。大谷翔平（エンゼルス）、佐々木朗希（ロッテ）らとの2ショットや決起集会の様子などを自身のインスタグラムで発信していたが、どんな思いだったのか……。行動が理解できません」