
「英文ビジネスメールは、相手の時間を無駄にしないよう心掛け、短く簡潔に書くのが原則。つまり、ビジネスに関係のないことは書く必要がありません」
また、日本語でメールを書く際は、まず「いつもお世話になっております」と挨拶を入れ、最後は、「今後ともよろしくお願いします」という結びで締めるのが一般的だ。だが、英文にはそれは一切不要。自動翻訳も、「お世話になっております」など曖昧な表現は訳せない。

例えば今回、DeepLは「お世話になっております」を「Thank you for your assistance.」と翻訳したが、これは単なる直訳だ。他には、Google翻訳は「先日」を「this month’s」とするなど誤訳があった。

ChatGPTについては後日、大島さんが同じ日本文をChatGPTに翻訳させたところ、宛名は「Dear Mr. Michael,」と翻訳してきた。Mr.は通常名字に付ける敬称なので間違っている。こうして、一度は正しく英訳しても別の機会に間違いがあることもあるので、過信は禁物だ。


「英文メールには決まり事があるので注意が必要ですが、英語が苦手な人は、会話でもメールでもあまり大げさに構えず、まずは遊ぶ感覚で自動翻訳を使ってみてはどうでしょう。きっと、もっと話してみたくなったり、英語に興味が湧いて英語の勉強をしたくなったりするはずです」(同)

(編集部・野村昌二)
※AERA 2023年7月31日号より抜粋