(写真はイメージ/GettyImages)
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  女性同士でいる時は普通なのに男性の前になると「かわいい女」「弱い女」に態度が急変する、いわゆる「あざとい女性」は、同性から見るとイライラする存在だ。しかし、心理カウンセラーで「自分中心心理学」を提唱する心理相談研究所オールイズワン代表の石原加受子さんは、「あざとい女性にイライラするのは嫉妬している証拠。自分も彼女と同じことをしてモテたいのか? 自問自答してみましょう」と話す。石原さんが監修した『心理学でわかる 女子の人間関係・感情辞典』(朝日新聞出版)から、自分の心を乱されずに済む、上手な対処法を紹介する。

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 女同士でいるときにはふつうなのに、男の人が近くにいると態度が急変。「弱い女」「バカな女」「かわいい女」をこれでもかとアピールし、女性を守りたいという男性の保護本能を刺激する――。80年代には「ブリッコ」と呼ばれて社会現象にまでなりましたが、もっと古くは「カマトト」といって、幕末の遊女が客の人気を得るために使った方法のひとつでした。

 かわい子ぶりっこは単なるモテ技のひとつにすぎません。異性にモテたいと思うのは別に罪ではありませんよね。それを見てイライラするということは、あなた自身に対抗心や嫉妬心があるからです。(一部削除) “かわい子ぶってモテてはいけない”という世間一般のルールで自分自身を縛りつけているのかもしれません。

 自分自身に問いかけてみましょう。「私も彼女と同じことをしてモテたいのかな?」答えがYESなら、遠慮なくやりましょう。NOなら、やらなければいいだけです。

ブリッコは彼女の一面にしか過ぎない

 もうひとつ、知っておきたいことがあります。それは、あなたが彼女のすべてを知っているわけではないということです。人間は誰しも多面性があります。あなたに見えているのは彼女の一部です。もしかしたら、ブリッコにならざるを得なかった壮絶な過去があるのかもしれません。

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「こういう人がいても、まぁいいか」と客観視できると気持ちが楽になる