
中学2年生だという男性2人組はこう言った。
「今日は買い物をするついでに、ここを見に来ました。ショックですよ、やっぱり。献花にはドライフラワーも置いてあって、枯れないように配慮しているんだなって」
確かにすでに枯れている花束もあったが、冒頭のマンション住民に、花束を置いていかれるのは迷惑ですか、と聞くとこう答えた。
「みなさんの気持ちがわかるので、迷惑という気持ちにはならないです。だんだん物が広がってきたので、これでも奥へ寄せたんです」
ryuchellさんとは、マンション内でよく顔を合わせたという。
「ryuchellさんの部屋(事務所)は2階の廊下からも3階の廊下からも入れるところにありました。エレベーターや1階のロビーで会うだけですが、ここ数カ月は週1~2回くらいのペースで見かけました。最後に見かけたのは亡くなる2日前。大きめの封筒を5~6通持って、バサバサと整えながら、玄関のドアを勢いよく開けて出て行かれました。その時は一人でした。ryuchellさんはお子さんの誕生日まではがんばって生きていたのかもしれませんね」
献花をする人たちの思いは、ryuchellさんに届いていることだろう。
(AERA dot.編集部・上田耕司)