『ダウンタウンのごっつええ感じ』レギュラーメンバーの松本人志(写真左)と今田耕司
『ダウンタウンのごっつええ感じ』レギュラーメンバーの松本人志(写真左)と今田耕司
この記事の写真をすべて見る

 7月22・23日に『FNS27時間テレビ』(フジテレビ)が生放送される。その目玉企画として、初日の夜10時ごろに「vsほぼごっつ軍団」という企画が行われることが発表された。

【写真】TVオファーを断るも、大人気の“破天荒”芸人はこちら!

 松本人志、今田耕司、東野幸治、板尾創路、ほんこん、木村祐一という『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ)のレギュラーメンバーだった6人が「ほぼごっつ軍団」として集結して、MCの千鳥、かまいたち、ダイアンとさまざまな企画で対決を繰り広げる。

 現在、千鳥とかまいたちは日曜夜8時放送の『千鳥の鬼レンチャン』でもMCを務めている。『ごっつええ感じ』もかつては同じ枠で放送されていた。この「新旧『日8』対決」がいったいどういうものになるのか、放送前から期待が高まっている。

 そして、この「ほぼごっつ軍団」の参戦は、テレビ業界やお笑い業界全体から見ても驚くべきニュースであると言える。なぜなら、「ごっつ」という看板には歴史的な重みがあるからだ。

 1991~1997年に放送されていた『ダウンタウンのごっつええ感じ』は、現在まで語り継がれる伝説的なバラエティ番組である。当時、若手芸人の出世株として飛ぶ鳥を落とす勢いだったダウンタウンが、後輩芸人と共に独創的なコントを演じていた。この番組を見て、あまりの面白さに衝撃を受けて、芸人の道を志したという人も多い。番組のビデオやDVDもベストセラーとなっている。

著者プロフィールを見る
ラリー遠田

ラリー遠田

ラリー遠田(らりー・とおだ)/作家・お笑い評論家。お笑いやテレビに関する評論、執筆、イベント企画などを手掛ける。『イロモンガール』(白泉社)の漫画原作、『教養としての平成お笑い史』(ディスカヴァー携書)、『とんねるずと「めちゃイケ」の終わり<ポスト平成>のテレビバラエティ論』 (イースト新書)など著書多数。近著は『お笑い世代論 ドリフから霜降り明星まで』(光文社新書)。http://owa-writer.com/

ラリー遠田の記事一覧はこちら
暮らしとモノ班 for promotion
シンプルでおしゃれな男女兼用日傘で熱中症を防ごう!軽さ&大きさ、どちらを重視する?
次のページ
当時のメンバーが揃う歴史的な出来事