2010年代前半から始まった第二次キャンプブーム。そのブームは「3密を回避できる」とコロナ禍で加速し、ここ数年でキャンプ場の開業も相次いでいる。家族や仲間と出かける以外にソロキャンパーも増え、たき火重視やキャンプ飯重視、ゴージャスなグランピングからバックパック一つで出かけるウルトラライトスタイルまでと、楽しみ方も多様化している。
【画像】総重量20キロから10キロ減!ギア構成はこう変わった
『キャンプ道具を軽量化してULな旅を楽しむ ミニマライズキャンプ入門』を監修したCAMPたかにぃ氏は、アウトドアメディア「minimalize gears」の運営者であり、ウルトラライトキャンパーのカリスマだ。
軽量な道具の選び方や活用術、パッキング方法、自転車に荷物を積載するテクニックなど、バックパックキャンプの基本をビギナー向けに解説したこの本の中では、BBQ芸人として活躍するたけだバーベキュー氏と対談。「荷物軽量化」に悩むたけだ氏のキャンプ道具を10キロ減量することに成功している。
カリスマキャンパーのノウハウが1冊につまった初の書籍として話題の『ミニマライズキャンプ入門』から、2人の対談を公開する。
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たけだバーベキュー(以下バーベ):今回はわたくしバーベのどこからどう見ても重たいキャンプ道具を、見事に軽くしていただきありがとうございました。ウルトラライトキャンプ(UL)ってストイックなイメージがあって、自分のスタイルとは対極であり、縁のないものだと思っていました。でもカッコ良いじゃないですか! 正直内心では憧れていましたし、そぎ落としたい欲求もスゴくあったので……その理想に近付けたことに大満足です。
CAMP たかにぃ(以下たかにぃ):最初運んできたときはかなりの量だなと身構えたんですが、並べてみると思いのほか散らかってはいなかったです。アイテム一つひとつに明確な目的があってさすがだな、と。その分、軽量化作業は苦戦しました!